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2017年03月30日ゼミ

長尾ゼミナール有志学生がベトナムを訪問しました

 長尾ゼミナール3年生2名と来年度からゼミに入る2年生2名の計4名が、3月9日(木)から16日(木)の8日間、ホーチミン市を訪れました。
昨年9月に実施した研修に続き、第2回となる今回は、日系企業と日本語学校訪問に加え、日系サッカースクールでの半日インターンシップにも参加させていただきました。

日系サッカースクールAmetie Sports Club Vietnamは、ベトナムの子どもたちにサッカーを通じて礼儀作法や道徳を育成する教育を行っており、現在ハノイとホーチミン市で約950名の子どもたちがスクールに通っています。代表を務める北口遥基氏によると、ベトナムではスポーツは勝ち負けがすべてであり、スクールは勝つためのスキルを教える場と考えられているそうです。
一方、Ametieでは、礼儀作法、チームワーク、思いやりなどスポーツを通じた人間教育をコンセプトとしており、最初はベトナム人には馴染まなかったようです。しかし、企業理念と教育方針を忍耐強く丁寧に伝えることで、次第に現地の人々にも受け入れられるようになり、現在では富裕層を中心に入会者が増えているとのことでした。

私たちは、北口氏からレクチャーを受けたあと、プロモーションのお手伝いをさせていただきました。顧客は富裕層向けを対象に設定し、集客の仕方は学校前でビラ配り。なんとも斬新かつ古典的だと感じました。 このご時世SNSが発達して広告は簡単にできます。しかしビラを一枚一枚手渡し、会話をすることでこちらの熱意を感じてもらう。ビラを受け取ってもらえないときには悔しいですが、言葉が通じない国でも「シンチャオー(こんにちは)」と声をかけると、ほとんどの人たちが笑顔でビラを受け取ってくれました。そんなときには心と心が通じ合った気がしました。私たちは、これが授業で学んでいる異文化コミュニケーションなのだと実感しました。

他にも、和菓子を製造販売する製菓店、現地の人材派遣会社、会計事務所に伺い、経営者の方々にお話を聞きました。ベトナムで事業を始めたきっかけは各々違いますが、どの経営者も「ベトナム人のために」と地域に根差した働き方をしていらっしゃったことが印象的でした。 これがグローバルな視点でローカルな人々のために働くという「グローカリズム」であると理解しました。

CEO日本語学校では、技能実習生として日本に行く前の学生たちと交流をしました。日本の技能実習制度は、様々な問題点を孕んでいますが、 このような社会問題に目を向けるきっかけにもなりました。

私たちが今回の研修で得たものは、働くフィールドは日本だけでなく世界にもあるのだと気づけたことです。また、一時的な利益を求めるのではなく、地球上の誰かのために働く、行動することが世界で活躍できる国際人であると実感しました。
この場をお借りし、研修中にお世話になった関係者の皆様に感謝申し上げます。

報告 商学部国際ビジネス学科3年 大越 拓 (長尾ゼミ・ベトナム研修リーダー)

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小学校の前でビラ配りをするゼミ生

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Ametie Sports Club Vietnamの代表・北口氏から経営理念についてお話を伺いました

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CEO日本語学校で日本についてプレゼンテーションしました 左から大越(リーダー)、岩瀬、喜多、植松

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市岡ベトナムの工場見学、どら焼きはベトナムでも人気商品です

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一般の家庭にホームビジット。ベトナムの家庭では、床の上に食事を並べます

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