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2015年11月10日NEWS

アメリカ、ポートランド短期研修が私に影響を与えたこと

商学部国際ビジネス学科2年 栗原ひかる


【PSUでの学習生活について】

今回のプログラムの研修先はPortland State University(ポートランド州立大学)でした。ポートランドはアメリカ北西部オレゴン州にあり、経済、金融の中心地として発展を続けている都市です。大学は午前の授業が9時から11時30分まであり、お昼休みをはさみ、午後の授業は1時から3時まででした。
午前の授業内容は文法や、現地の習慣を学びました。例えば、お金。アメリカの紙幣は1、5、10、20、50、100ドル。硬貨は1、5、10、25、50、100セントです。一枚の硬貨でも、さまざまな絵柄の硬貨があることをクラスの先生であるKellyが教えてくれました。
お昼は各自家から持参してきたお弁当、またはフードカーで販売しているハンバーガーやピザを、大学の敷地内にある広場で食べました。午後はInternational CommunicationクラスとAmerican Businessクラスに分かれる選択授業でした。
私はInternational Communicationを選択しました。アメリカや日本、他国のコミュニケーションの違いを学びたかったからです。
 

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KELLYクラスです。コの字型になって、みんなの顔が見えるよう、KELLYと話しやすいように座り、授業を受けました。

授業は座学ばかりではなく、ロールプレイングという大学の外に出て街の人たちに質問をする授業がありました。質問内容はパイオニアスクエアーのあるスターバックスのトールサイズのキャラメルマキアートはいくらか? 日本にはないサーティワンアイスクリームの種類は何か? などありました。

私はパイオニアスクエアーの広場の階段に座ってアイスクリームを食べているカップルに話かけました。アメリカの人たちはフレンドリーで親切な方が多く、話しかけた人たちは時間を割いてくれました。会話の中で分からない英語があっても、私が理解できるまで言い換えながら分かりやすく話してくれました。

ひとつ質問しただけでも、どうしてその質問をしたの? あなたはどこから来たの? 学校の専攻はなに? と話が広がります。また、学校の登下校に使う電車の中でもよく話しかけられました。どこの駅まで行くの? あなたは日本人なの? 私も日本へ行ったことがあるわ! など、アメリカの人たちは友好的で、初めて会う人でも話が弾みました。日本では教室の外に出て街の人に聞き込む授業は今までありませんでした。
街の人に話かけることは緊張しましたが、知らない人と会話する楽しさを体験することができました。

 

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ランチタイムに拓大生が集まりました。ランチはPSUの敷地内の原っぱで過ごしました。ここには野生のリスが生息しており、居心地良い場所です。
【ポートランドでの生活について】

プログラムは授業だけでなく、日帰り旅行もあり、オレゴンコーストという海や、シアトルへ行きました。ハイキング、ラフティングのアクティビティもあり、拓殖大学のメンバー、他大学との交流も深まりました。
 

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オレゴンコーストという海です。今回のプログラムのメンバー全員です。

毎朝、Kellyが出勤するときに持っているコーヒーの入ったタンブラーにはスターバックスのロゴである人魚と黒のバラが描かれています。授業の休み時間、私も同じデザインのタンブラーが欲しいと思い、「Kellyが持っているタンブラーはどこのスターバックスで手に入るの?」と、質問したことがあります。Kellyは丁寧な英語で教えてくれました。

「どこのスターバックスでも買えるわよ。このタンブラーはプラスチック製だから繰り返し使うことができるの。3年間使い続けたらボロボロになっちゃうけど、最後はリサイクルに使えるわ。タンブラーを持参すれば10セント安くコーヒーが買うことができるのよ。ポートランドの人はスターバックスが大好きだからとても便利よ。それにポートランドはアメリカで最も住んでみたい町といわれ、その理由のひとつは自然が多く、環境に優しい都市だからなの。ポートランドに住む多くの人は自分用のタンブラーを持っているわ。あなたもぜひ買ってみてね!」

ポートランドには日本のコンビニエンスストアの間隔と同じくらい、とても多くのスターバックスがあります。私はスターバックスへ行くときは、ポートランドで購入したKellyと同じデザインのタンブラーを持参しています。タンブラーを使うたび、Kellyのことを思い出します。

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ダウンタウンの広場です。イベントが行われることもあり、多くの人が階段に座っています。授業でここにいる人々に質問をしたことがあります。
【ホームステイの生活について】

学校の授業が終わった後は、ホームステイ先の家に帰宅します。ホストファミリーはアメリカ人の父、フィリピン人の母、19歳の長男、14歳の次男、10歳の長女の5人家族です。母のJubeと夕飯を作り、夕飯後は末っ子のJayhanと一緒に学校の宿題を協力しながら取り組みました。Jayhanはとても元気な子で、一緒にいて楽しかったです。部屋の電気を消して、暗闇の中でかくれんぼをしました。

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ホストファミリーのJEYANAH(ジェイアナ)です。よく抱きついてきます。一緒に料理をしたり、スーパーへ買い物をしました。写真通り、とても可愛いです。

Jayhanは暗闇の方がスリリングで面白いと言っていました。カラオケでディズニー映画の『アナと雪の女王』の主題歌である"let it go"を英語の歌詞を知らないながらも歌いました。Jayhanの部屋で二人仲良くハイテンションで夜中に歌っていたら、「うるさい!」と、母Jubeに怒られました。
他にも、父のJoshの得意のバーベキューをしたり、庭にあるバスタブに入ったり、長男のJeyjeyとテレビゲームをしたり、次男のJeydenとトランプマジックをしました。優しくて、面白いホストファミリーです。休日はファミリーと大型会員制の倉庫店のコストコに買い物へ行き、また教会やパーティーに参加しました。

私は日本の教会に行ったことがなく、初めてホストファミリーと教会へ行ったとき、閑静な雰囲気に包まれていて、緊張感がありました。スーツ姿の男性、ドレス姿の女性、子供から大人まで幅広い年齢層の方がお祈りをしていました。私は学校帰りの普段着だったので、疎外感を感じてしまいました。
みんなで聖歌を歌いました。ホストファミリーは毎日教会へ行きます。主に夕方に行くことが多いですが、学校がある日、部活動がある日、用事があっていけない日は、朝早くに教会へ行き、用事へ出かける前にお祈りを済ませていました。この体験を通して、アメリカの若者の宗教心や宗教と地域の密着性を理解しました。日本では文化的に多様性を持っており、固定の宗教はなく、アメリカと比べ宗教的感受性が強いと考えられました。


【研修に通して得たことと今後の学校生活の影響と進路について】

私は今まで英語圏へ行ったことがなく、そのため私の考え方や価値観は良くも悪くも「日本人らしい」ものでありました。しかし、将来海外の観光業界の仕事に就くには、世界を広い視野で見ることのできる柔軟な考え方を持った国際的な人間になる必要があると考えました。

多様な文化を持つアメリカへの短期留学は、私の視野や価値観を多いに多様化しました。海外で暮らすということは言葉の壁はもちろんのこと、慣れない環境で戸惑うことも多くありました。毎日が新しい経験の連続で、日本で生活しているだけでは味わえない感動、驚き、困難もありました。
約一か月間海外で生活したこと、ポートランド州立大学で学んだことにより、私は語学力と度胸が身に付きました。日本の外に出る事で、日本の良い点、悪い点、両方が見えました。そして、家族と長い間離れる事で、家族の有り難さを再認識しました。今後の学生生活で英語を話せる力をより高めていきます。

 

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シアトルへ日帰り旅行をしたときの一枚です。この観覧車に乗りました。説明で3周すると言われたのですが、5周しました。日本の観覧車より回るスピードが速く、スリル満点でした。シアトルを一望できました。

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