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2017年09月25日ゼミ

商学部鄭ゼミナール 上海にて、夏休みの海外研修

国際的な視野を広げグローバル人材としての見識と経験を高めるため、2017年8月28日から9月1日の5日間、商学部鄭ゼミナールの学生はアジアのグローバル都市上海にて研修を行いました。現地に進出する日系企業の訪問と駐在・起業する邦人との交流を中心に、海外ビジネスが求めている日本人人材について体験的に学びました。また、中国での異文化体験をしながら、IoTビジネスをはじめ、海外営業など様々なビジネスシーンに触れました。

全体報告 (商学部国際ビジネス学科3年 永山朱里)

4日間の研修を通して、私たちにとって「異文化」・「海外でのビジネス」・「グローバル人材」について、沢山考えさせられました。
1日目に豫園・新天地・外灘、2日目に上海郊外の西塘といった観光地を訪れました。上海の経済発展されたところだけでなく、昔の上海の建物が残された街並みも見ることができ、新旧の融合や上海とはどういった所なのか感じられました。話題のシェアリング自転車や地下鉄を利用したり、Eペイメントを体験したり、観光と共に現地の生活に少しずつ馴染みました。夜は、現地でビジネスを起こしている日本人起業家、日系企業赴任者、日系企業の人事、ゼミのOBOGと食事会を開催しました。食文化の体験と共に、海外で働く事や、海外人材に求めるものなど、今後私たちが社会に出る上でとても貴重なお話をしていただくことが出来ました。


3日目には、三菱商事上海支社を訪問し、三菱商事の中国における歴史と経営活動についての講義を受け、人事部の王部長と人材育成担当の馮副部長より、海外で通用する日本人と企業が求めている大学生、そして面接のスキルまで様々な貴重なお話を聞くことができました。同日の午後、私たちは上海外国語大学を訪問し、同校の先生・学生と交流を行いました。まず私たちは、拓殖大学と私たちのゼミナール活動を紹介し、その後、ワールドカフェ形式で、「多様性のある自己の作り方―私の10年計画―」というテーマで、様々な意見を出しました。国が違うだけで、考え方がはっきりと分かれたことに、文化の違いとその面白さを改めて感じました。その日に、「多様性と営業力」というテーマで、海外営業経験が豊富な筧講師より特別研修を受けた後、特別企画として、現地のラジオ番組に参加し、「拓殖大学の皆さんと一緒に、営業を考える」という番組を収録しました。
4日目には上海ディズニーランドを訪れ、上海ディズニーランド独自のサービスを体験するとともに、現地の人々の文化やディズニーランドに対する捉え方の違いを見ることが出来ました。


この研修を通して、中国・上海の文化を感じるだけでなく、私たちが授業で学んだ異文化コミュニケーションや国際ビジネスの理論について、直接目で見て確かめ、身をもって体験することができました。沢山の刺激を受けた後、もっと体験し、もっとチャレンジしていきたい意欲が湧きました。最後にこの研修に協力してくださった、現地企業の方々、現地の日本人の方々、大学の先輩と関係者に感謝申し上げます。

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旧市街の豫園にて

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外灘にて、背景は新しいビジネス・センタ―の陸家嘴

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老舗で名物の上海ショウロンポウを満喫

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三菱商事上海支社の王部長、馮副部長と懇談会を実施

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三菱商事上海支店のエントランス前にて

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上海外国語大学前にて

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ワールドカフェにて現地学生と一緒に考える様子

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ラジオ番組収録に参加している様子

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ラジオ収録後の記念写真

参加者のレポートより 抜粋

三菱商事上海支社訪問(商学部国際ビジネス学科3年 島貫緋奈乃)
三菱商事上海支社に人事部の方と対談する機会を設けてもらいました。三菱グループの歴史から概要、今の新卒生に求めていることなど、多くの話を聞かせていただきました。質疑応答の時間には、自分が論文テーマとして考えている、「プレミアムフライデーについてどのように思うか」について意見交換をしました。話を聞くと、やはり大手企業でもプレミアムフライデーを導入しているのは一部だけであり、大きな経済活動としては見なされてないと感じました。また上海支部にプレミアムフライデーのような施策はなく、日本のような労働問題は指摘されていません。基本的に定時には帰るという概念がある上海では行政としての働き方改革が必要ないそうです。日本本社と海外支社での政策の比較を通して、グローバルビジネスの特徴をより理解しただけでなく、自分たちが課題としている論文を考えるヒントになる対談になりました。
 
ラジオ番組の収録を通して (商学部国際ビジネス学科3年 高藤歩佳)
今回ラジオ収録を通して再認識したことは、何事も言葉にしないと伝わらないということです。当たり前のこととして染み付いている空気を読むという行為が、世界では通用しません。分かってはいたけれど周りの人もそうしているからと環境のせいにしていましたが、講師の方のこの話しにはっとさせられました。日本人同士でさえ意思の疎通が難しいのに、言葉の壁がある外国人とコミュニケーションをとるために伝えることを怠れば関係構築が出来ないということに改めて気付くことが出来ました。だからこそ言語を勉強することは重要で、その国の文化を知ることで初めて心が通い合うのだと思いました。
研修の中で私の伝える能力が弱いということに気付いたので、これからは伝えるということを意識しながら話をしていきたいと感じました。今回上海を訪れたことで、自分がいかに狭い世界・価値観の中で生きているかということを痛感しました。日本や自分の周りではありえないような光景や文化を肌で感じたことで、今までよりもっと色んな文化や人を知っていきたいと思うようになりました。今後は同じ大学の留学生と積極的に交流したり、様々な年代の人と関わり価値観を広げたり、大学生である今しかできないことをしていきたいです。
 
現地の日系企業人事との交流を通して(商学部国際ビジネス学科3年 池谷萌華)
懇親会の途中で日立中国の人事マネジャーから、上海に来て感じたことを10分で考え、それを3分でスピーチに纏めてくださいと言われ、模擬面接の感覚でスピーチをしました。あまり経験のない私にとっては大変なことでしたが、他の人のスピーチを聞いたらそれを真似てしまいそうなので、私は1番に立候補してスピーチをしました。スピーチの内容は、上海は飛行機でたった3時間程度の距離なのに日本とは全く文化や考え方が異なること、将来旅行関係の仕事に就きたいため、もっと異文化を理解し、広い世界を見てみたいことを話しました。それに対して人事の方からフィードバックをいただきました。まず、順番が決められていない状態で1番に立候補する姿勢は良いと言って頂き、今後もこの姿勢は続けていきたいと思いました。また、たった2日間で文化の違いを長所として認識し述べられることが素晴らしいと評価されました。話しの中で、私は、歩道で自転車に乗っている人がベルを鳴らすことを日本では良くないとされていますが、中国では危険を知らせるために鳴らすということを知りました。それに対し、そのような考え方があると思っただけで、「積極的な発信をする社会」ということを特徴として見ることができなかったと気付きました。私は日本では良くないとされていることの固定概念が強く、フレキシブルな発想が出来なかったと反省しました。旅を売り物にする旅行関係に就くには発想をフレキシブルにして他者の特徴をより柔軟に、ポジティブに見つけられるようにしないといけないなと気付きました。この3分間スピーチでは自分の短所を見つける事が出来たうえに、短い時間で考えをまとめ、発表するという社会に出てから必要なスキルを練習出来ました。もっと練習を重ねたいと思いました。
 
 
文責:商学部准教授 鄭偉

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