HOME商学部NEWS
2018年08月06日NEWS

【商学部】新任教員の紹介:佐藤 正弘 先生

自己紹介

 2018年の4月から拓殖大学の商学部に勤務しております、佐藤正弘と申します。私は千葉県の市川市の出身で、大学卒業後、食品メーカーに勤務していました。その後、会社を辞めて、大学院に進学し、2008年からの10年間、福岡県にある西南学院大学に勤務していました。
 私の専門分野はマーケティングです。マーケティングという言葉は、様々なメディアで取り上げられているので、おそらく皆さんも一度は耳にしたことがあると思います。しかしながら、マーケティングを勉強したことがない人は、マーケティングのことをTVCMのことだとか、商品開発のことだと思っているのではないでしょうか。たしかに、TVCMや商品開発もマーケティングの要素の1つですが、マーケティングはそれだけではなく、もっと幅広い活動です。

20180806_profile_04

 一般的に、マーケティングは「市場を創り出し、維持する企業活動」だと言われています。それでは、市場を創り出すとはどういうことかと問えば、皆さんの多くは「優れた製品やサービスを開発すること」と答えるかもしれません。しかしながら、優れた製品やサービスを開発するだけでは、市場を創造したとは言えないのがビジネス世界の現実です。たとえ技術的に非常に優れた製品やサービスを開発したとしても、それが「我々の生活にどのように役立つのか」や、「我々の生活のどのような問題を解決してくれるのか」を消費者に正しく伝えることができなければ、その製品やサービスは、あっという間に市場から消えてなくなることでしょう。ここに、マーケティングにおけるコミュニケーションの重要性が潜んでいます。つまり、市場を創り出すためには、消費者にいかに高い「期待」を抱かせるかが重要なのです。

 次に、市場を維持するとはどういうことかといえば、一度自社の製品やサービスを購入してもらった人々に、繰り返し購入し続けてもらうことです。いくら広告などのコミュニケーション活動がうまくいき、市場を創造することができたとしても、消費者が購入した製品やサービスに満足しなければ、彼らの多くは次回以降、他の企業もしくはブランドの製品・サービスを購入することになるでしょう。つまり、企業が市場を維持するためには、消費者にいかに高い「満足」を提供するかが重要なのです。さらに、消費者に高い満足感を与えることは、クチコミ効果などによる新たな顧客の獲得(市場創造)にも繋がります。

 このように、市場を創造・維持するためにはどうすれば良いのかを徹底的に考え抜き、実践していくことがマーケティングの本質です。実際、皆さんの身のまわりにある多くの商品やサービスも、企業が市場を創り出して維持するために、考えに考え抜かれた結果として生み出されたものです。マーケティングを勉強してみると、いつも何気なく見ていた商品が違った角度から見えてくると思います。
専門分野

研究を始めた動機
 大学卒業後に就職した明治乳業(現:株式会社明治)の販売企画部で働いているうちに、マーケティングの専門家になりたいと思うようになりました。そこから、マーケティングの専門家になるためにはどうすればいいのかを考えた結果、研究者になろうと思いました。そして、会社を辞めて大学院に進学し、修士課程・博士課程を経て、現在に至っています。

主な研究テーマ
顧客満足を中心としたマーケティング戦略、製品選択に関する研究、移動販売に関する研究

所属学会
日本商業学会、日本消費者行動学会、日本ダイレクトマーケティング学会、経営システム学会、比較経営学会、地域デザイン学会

 
抱負と学生に向けてのメッセージ

 大学生時代は、色々なことに「挑戦」することができる貴重な時間です。皆さんは、将来のことなどに悩むことも多いかと思いますが、頭で考えているだけでは、決して答えは見つかりません。答えを見つけるためには、「行動」することが重要です。何事も「経験」しなければ分からないものです。
 そこで、ゼミなどで「産学連携」や「地域連携」などを「実践」してみて下さい。きっと、自分に何が向いているか、自分が何をやりたいかが見えてくるはずです。また、「実践」することによって、大学の講義の重要性にも気がつくはずです。

TOOLS