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2019年07月26日ゼミ

潜道ゼミナール、NPO法人DREAM-Hack訪問

2019年7月12日(金)、商学部 潜道ゼミナール3年笠原綾乃、林 真亜子、宮本理香子の3名がNPO法人DREAM-Hack代表の菅 勇輝さんと中村 綸さんにお話を伺いました。

DREAM-Hackは、自らの意思で‟夢を実現させる”ための環境を整えることが極めて難しい人々が多い「後発開発途上国」の開発援助活動を行っているNPO法人であり、計13名の職員で活動をしています。

DREAM-Hack代表の菅さんは、大学在学中に学生団体を立ち上げ、ネパールでボランティア活動を行っていました。学生団体とNPO法人が共同でネパールに学校を設立する活動を進める中、NPOが解散し、学校設立が実現できませんでした。その経験から菅さんは、人材・時間に余裕のある“学生”と資金のある“企業”を結び付けるNPOを立ち上げようと考えました。

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DREAM-Hackの菅さん(右)と中村さん(左)


また、ネパールでは現在、カースト制度による差別や食糧危機、男尊女卑などの社会的課題が数多く存在します。一方、後開発途上国の中でもラオスなどと比べ、ネパールへ援助する組織は少ないそうです。そこで、ネパールへの支援を行うためには、寄付に頼るだけでは活動が継続できないと考え、資金源を得るために独自の事業を始めました。事業として以下の4つの取り組みを行っていらっしゃいます。

一つ目は「コーヒー豆プロジェクト」です。このプロジェクトは、ネパールのコーヒー豆をブランド化し、日本の店で販売してもらう卸売事業です。

二つ目は「サッカースパイクプロジェクト」です。このプロジェクトは日本で使われなくなったサッカースパイクをネパールの開発援助に活かすリユース事業です。

三つ目は「若年人材育成プロジェクト」です。高校・大学において国際協力分野の講義を行い、国際協力に関心をもつ若年層の人材育成に取り組んでいます。

四つ目は「オンラインサロン」です。U25をターゲットとしたオンラインのコミュニティを作り、インターナショナルニュースの提供の場として今後、活動する予定です。

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訪問メンバーの質問に丁寧に答えてくれる菅さんと中村さん
さらに、コンサルティング事業として、「学校給食プロジェクト」と「椿プロジェクト」があります。「学校給食プロジェクト」は、学生団体LUCKYとの共同事業です。家庭の事情で学校に通うことのできない子供や、通うことができていても満足な食事をとれない子供たちに学校給食システムの提供を行なっています。この事業により、子供たちは学校に通うことで、「食事+教育」のサービスを受けることができます。本事業は、今年の9月から始まり、寄付による援助を受けながら3年間継続する予定です。「椿プロジェクト」は、現地NGO団体シャクティシャモハが運営しているシェルターであり、人身売買などの被害に遭い保護されている女性たちの未来を一緒につくる活動です。ネパールでは、年に一度、唯一女性が主役になれる「Teej」というお祭りがあります。本プロジェクトでは、保護されている女性たちへ、このお祭りの際に、高級品であるサリーや装飾品を提供し、オシャレを楽しんでもらうことによって、女性たちが「女性として生まれてよかった」と思えるような活動を行っています。
今後の目標として、菅さんは、日本国内においてはDREAM-Hackを、利益を生み出すことだけではなく、社会へより多くの貢献ができる組織にしたいとおっしゃっていました。さらに、日本だけでなく世界で活動するNPOにしたいという目標を掲げていらっしゃいました。

今回お話を伺い、同年代の学生が主体となりプロジェクトを推進していること、そして、ネパールにおける社会問題解決のために持続的なサポートを行っている菅さんの活動に感銘を受けました。また、ネパールの現状を知り、まだまだ世界に非常に多くの課題があることを学ぶことができました。今後、私たちに必要なのは、1歩踏み出し挑戦することだと思います。それにより、国内だけでなく世界に視野を広げることができ、世界の問題に関心をもち立ち向かう姿勢が身に付くと考えます。 
(文責: 商学部経営学科3年 笠原綾乃・宮本理香子、政経学部経済学科3年 林真亜子)

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