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2021年04月26日NEWS

交通論の授業で、現役内航船長「大吟醸船長」の講演会を実施しました

商学部の専門科目「交通論」の授業の一環で、去る4月21日、双葉汽船(広島市)の常定信悟船長に内航海運に関する講演を行っていただきました。

常定船長は498総トン型内航貨物船「大峰山丸」の現役船長として活躍しておられます。また、SNSでも積極的に情報発信しておられ、「大吟醸船長」のハンドルネームで一般の方々にも広く知られています。今回の講演会も早々とインターネット上で告知されており、学外の多くの方々から「受講したい」との希望がありました。

講演では、まず、沖縄を中心に穀物や飼料、鉄道車両、鋼材、生活雑貨など幅広い品目の輸送を担う同船での仕事の様子や、内航海運の役割などを写真も交えて紹介していただきました。そのほか、3か月勤務して、1か月休みをとる船員ならではの働き方、さらには「乗船中の楽しみは食事」「時間がある時には釣りをして楽しむ」など乗船中の過ごし方についても実体験を交えてお話をいただきました。

インターネットで掲載された講演会の告知画像

インターネットで掲載された講演会の告知画像
加えて、近年問題となっている、内航船員の不足に関しても説明をいただきました。船員不足については、若い人が海での輸送について実態を知らないことについても一つの原因であることに言及されました。「生活に密着しているにも関わらず、多くの人が船員の仕事のことを知らない。そのため、就職の選択肢にすら入れられていないのが現状だ」とのことです。そのうえで「内航船員は一部の特別な人がやる仕事ではない」と、海技免許の取得方法など普通大学を卒業した若い人も含めて船員として働く道を紹介していただきました。

受講した学生からも「海の仕事は長い間家に帰らない過酷な仕事というイメージがあったが、仕事だけでなく、遊びも全力で取り組んでいることがわかり、メリハリのあるかっこいい仕事だと思った」、「船は常に気を張っていないといけないイメージだったが、大きくイメージが変わった。自分の就職の選択肢にも入れてみようと思うようになった」、「船は人、人は船という言葉がすごく印象に残った。また、船に対する熱が伝わった」、「今回初めて内航海運について学ぶことができ、また一つ新しく学ぶことができるとても良い経験となった」などのコメントが得られました。常定船長も「質問コーナーで学生さんから“船に興味わきました!”頂いて、1人でもそう思ってくれた人がいるだけであたしゃ嬉しいよ!」と楽しかった旨のツイートももらえた、充実した講演会となりました。

なお、今回の講演については、以下の海運専門誌でも紹介されております。

(4月22日付 海事プレス)内航船員の仕事や船内生活を紹介、大吟醸船長が拓大で講演
(4月22日付 Daily Cargo)内航船員の仕事や船内生活を紹介、大吟醸船長が拓大で講演
(4月22日付 ジャパンシッピングニュース)航海は人生、船乗りの仕事は誇り―Twitterで人気の大吟醸船長、拓大で講義―
(4月23日付 日本海事新聞)現役で活躍 "大吟醸船長" 拓殖大で講演。知られざる内航海運…SNSで発信
常定船長のツイッターアカウント https://twitter.com/capttsune

「大吟醸船長」こと常定信悟船長

「大吟醸船長」こと常定信悟船長

講演会の開かれたC101教室

講演会の開かれたC101教室

講演会で写された帆船日本丸からの夕焼け

講演会で写された帆船日本丸からの夕焼け

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