HOME商学部NEWS
2021年09月08日NEWS

交通論の授業で、船舶を使った資源ビジネスに関するオンライン講演会を実施しました

特定非営利活動法人国際社会貢献センター(ABIC) 田中勝氏

特定非営利活動法人国際社会貢献センター(ABIC) 田中勝氏
商学部の専門科目「交通論」の授業の一環で、去る7月21日、特定非営利活動法人国際社会貢献センター(ABIC)の田中勝氏に「船舶を使った資源ビジネス」というテーマでZoomによるオンライン講演を行っていただきました。田中氏は商社OBであり、本講演は実務経験者の話を聞ける点でも貴重な機会となりました。

海上輸送は主にコンテナ船を用いる「定期輸送」とそれ以外の「不定期輸送」に分類されます。「不定期輸送」が重要となるビジネスとして、商社による鉄鉱石、原料炭、燃料(原油、天然ガス)、木材などの原材料をめぐるビジネスがあります。
講演では、まず、エネルギー資源の特徴や日本にとっての資源貿易の重要性、世界における資源の偏在など、ビジネスの前提条件について説明がなされました。そのうえで総合商社が投資だけでなく融資買鉱、買取保証など様々な仕組みで権益を確保し、資源調達を行っていることや米国のキャメロンLNGプロジェクトなど具体的な投資プロジェクトについて話が進みました。
次いで不定期船の特徴や運賃や費用の種類、計算例、海上輸送の方法など実務的な内容について説明が行われました。資源は、多くの場合それ自体が安価なため、海上輸送費用の軽減が調達を有利にする鍵となります。そのため、それぞれの資源の特性に基づいて船舶を含め様々な技術革新が行われていることにも言及がありました。
講演の中では、日本という国において原材料貿易の規模と重要性が受講生の関心を引きました。コメントにも「日本は食料のみならず、さまざまな原材料においても海外に頼っていることに驚いた」「資源の使い道が細かく分かれていることが印象的だった」「海上輸送で資源調達を行う際,鉱石や石炭,鉱炭などそれぞれ専用の運搬専用船という形できめ細かく分かれているのを初めて知ることができた」などのコメントが得られました。その他にも多数の質問やコメントがあり、充実した内容の講演会となりました。

講演会の風景(1)

講演会の風景(1)

講演会の風景(2)

講演会の風景(2)

TOOLS