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商学部NEWS

商学部日本語「読み書き」学び直し作戦~朱 婷娴(シュ テイゲン)さんにインタビュー~

2022.08.09(火)
NEWS  
商学部では、2年生から3年生までの日本語の授業で、「書くこと」の総復習をしています。ひらがなの正しい書き方、漢字の「とめ・はね・はらい」、句読点の位置など、オンライン授業続きで杜撰になりがちだった部分の学びなおしをしています。
授業では、東京書籍編集部(編)『日本語検定必勝単語帳 入門編』の中から30問、毎回漢字テストが行われます。間違った個所は、沖森卓也・中村幸弘(編)『ベネッセ表現読解国語辞典』で正しい漢字と読み方を確認し、漢字練習リピートノートに15回ずつ書いて次回のテストに備える積み重ねをしています。
今回は、漢字テストで毎回満点をとっている朱 婷娴さん(中国出身、淑徳日本語学校卒業)に、どのような学修を行っているのかインタビューを行いました。留学生のみなさんは、仲間の学修を参考に、問題なく日本社会の中で「読み書き」できるようになってほしいと思います。
 
Question1
2年生から3年生になった今、飛躍的に日本語能力が伸びましたね。どんな努力をしているのでしょうか?
 
朱 婷娴さん:授業が終わったら、学んだ内容を改めて整理して復習し、理解と学びを深めます。暇な時間には日本のドラマを見ています。この方法は楽しみながら日本語の知識を勉強できます。
わからない言葉があれば、すぐに辞書を引くのも勉強に役立ちます。また、対面授業になったことで、今は同級生と交流できる機会が増えています。言い間違いを恐れず、大胆に日本語で話すこともリスニングやスピーキングに大変役立つと思います。
 
Question2
覚えるのにものすごく大変な量の『必勝単語帳』の漢字テストがいつも満点ですが、どんなことに注意して漢字を勉強しているのですか?
 
朱 婷娴さん:一番大切なのはたくさん練習することです。1回だけ暗記するよりも、5回または10回繰り返すほうが効果的です。また、「読む」だけでは単語を効果的に覚えることはできないと思っているので、そのたびに単語の漢字とひらがなをはっきり書きながら、照らし合わせて暗記しています。
 
Question3
漢字の学び直しを行っている今、この授業で学んだことがほかの授業で生かされたり、役に立ったりしたことはありますか?
 
朱 婷娴さん: 簡単な漢字から難しい漢字まで、一画一画正しい書き方を学び直すので、いつでも漢字をきちんと書くように心がけています。他の授業ではっきりメモを取ることなどに役立つと思います。
 
Question4
1年生ではJLPTの総復習、2年生では日本語検定・秘書検定対策、3年生では日本文化やマナーの習得を日本語の授業で学ぶのが商学部の留学生です。(改行なし)マナーや文化を学び、驚いたことなどはありますか?
 
朱 婷娴さん:日本人が伝統文化や祭りを大切にしていることに驚きました。準備過程もその流れも、真剣に取り組むことに感心しています。
 
Question5
本学の後輩やこれから入学してくる留学生たちにメッセージをお願いします。
 
朱 婷娴さん:なぜ日本に留学したのか、留学を決めたときの気持ちをもう一度思い出して、自分の目標に向かって頑張っていきましょう!

朱 婷娴(シュ テイゲン)さんにインタビュー01シュテイゲンさんの漢字の読み書きの学修
朱 婷娴(シュ テイゲン)さんにインタビュー02満点者に贈られる表彰状