FACULTY OF COMMERCE
商学部NEWS

潜道ゼミナールにおいてサラヤ株式会社による講演会が開催されました

2022.05.27(金)
ゼミNEWS  
2022年4月25日(月)、商学部 潜道ゼミナールにおいて、サラヤ株式会社環境事業推進部の山本麻里子さんによる講演会が開催されました。

山本氏と潜道ゼミナール
山本氏と潜道ゼミナール

サラヤは、「天然素材を用いた"ひとと地球"にやさしい製品づくり取り組み」を目指し、人々の「衛生・環境・健康」に貢献する活動や商品を提供している企業です。
 
同社は1952 年に創業し、日本ではじめて薬用手洗い石けん液と石けん液容器を開発・ 事業化しました。戦後間もない日本で赤痢などの伝染病が多発する中、同社の液体石けんは多くの人の感染予防に貢献しました。それ以来、互いに密接な関係にある「衛生」「環境」「健康」という3つのキーワードを事業の柱とし、より豊かで実りある地球社会の実現を目指しています(サラヤ株式会社HPより)。
 
ご講演では、サラヤの事業、社会的活動などについてのご説明をいただきました。前半に同社の営業の4部門であるコンシューマー事業本部(一般消費者向け)、サニテーション事業本部(公衆衛生、食品衛生)、メディカル事業本部(医療、福祉)、海外事業本部の活動についてご説明いただきました。それぞれが重要な役割を担っており、4つの部門が同社を支えていることがよく分かりました。
 
また、サラヤは、代表取締役社長 更家悠介氏が理事長をされている、特定非営利活動法人ゼリ・ジャパンを通じて環境保全関係のプロジェクトへ支援を行っています。特に近年は、「風力」、「太陽光」、「水素エネルギー」で動く自走型大型船である「ポリマ号」を通じて、海洋プラスチック汚染、環境変化など、海が直面する問題について、世界に向けて啓発活動を行い、また、科学者や起業家と連携し、解決策につながる新たなイノベーションを生み出しています。さらに、同社はこのポリマ号の活動を中心として、SDGs への貢献を目指す2025年の大阪・関西万博に「TEAM EXPO 2025」の共創チャレンジャーとして参加を予定されているそうです。
 
後半は「サラヤの経営資源を用いて、可能と思われる社会的課題解決の企画」という題材で グループワークを行いました。各グループから企画案を発表し、それぞれに対して山本さんより評価・講評をしていただきました。とても実践的かつ貴重な体験をすることができました。
 
「サラヤのアルコール消毒は手荒れを起こさない」と言われています。私は、新型コロナウイルス感染症が広がり始めてから、アルコール消毒液は同社の商品を使用しています。実は、サラヤの商品とは知らずに使用していましたが、確かに、一度も手が荒れた事がありません。
今回のご講演を通じ、改めて同社の商品の品質の高さや強みを実感する事ができました。
 
今年度の潜道ゼミは、同社のご協力を頂き、商品開発やマーケティングについて学んでいく予定です。企業の活動について、さらに深く学修していきたいと思います。

 (文責:潜道ゼミナール 商学部経営学科3年 中野広翔・髙橋萌加)

サラヤ株式会社 山本氏の講演サラヤ株式会社 山本氏の講演
講演会の様子講演会の様子