FACULTY OF COMMERCE
商学部NEWS

ドイツ環境研修報告(3)ドイツ憲法裁判所研修 -カールスルーエ元市長による文化財保護講習-

2023.03.09(木)
NEWS  
2月24日、カールスルーエにてドイツの憲法と景観・文化施設保護について学びました。
午前中はドイツ憲法裁判所にて、ゼリーナ・クラウス判事によるレクチャーを受けました。ドイツ憲法裁判所の特徴と歴史、組織運営について学びました。
カールスルーエ元市長による文化財保護講習1
カールスルーエ元市長による文化財保護講習2
カールスルーエ元市長による文化財保護講習3
午後はジークフリート・ケーニッヒ元カールスルーエ市長の案内で、グレッツィンゲン地区に残るカール3世ヴィルヘルム由来の居城の現状と、その保護に関する行政上の課題等について説明を受けました。
カールスルーエ元市長による文化財保護講習4
カールスルーエ元市長による文化財保護講習5
カールスルーエ元市長による文化財保護講習6
カールスルーエの研修では、元拓殖大学ドイツ語講師でNGES(日独エキスパートサービス)代表のシルビア・デーネさんが協力して下さいました。
法律政治学科1年 口分田 真輝
ドイツ憲法裁判所が地方にあり、その理由が政治との癒着を避ける意図があると聞いて、驚きました。歴史の中で確立された裁判所の在り方に合理性を感じました。毎年5000件以上の訴訟案件にどのように対応しているのかなど、作業の現場を目の前にして司法業務の運営を体感することができました。

法律政治3年 高岡 知未
ドイツの自由な雰囲気の憲法裁判所と日本の権威的な裁判所との違いを感じました。ドイツ憲法裁判所の建物はガラス張りで、国民と共に歩む開かれた裁判所という印象を持ちました。現役の女性裁判官の方からのレクチャーを受けることができ、とても感激しました。憲法裁判所の組織体制について、詳しく知ることができました。

法律政治3年 並木 みやび
カールスルーエ前市長の説明を聞いて、文化財保護、景観保護は良い側面だけでなく、様々な問題も抱えていることを知りました。ミュンヘンのような大都市と地方都市の違いという点で、日本と似た実情もあることを知りました。住民が都市づくりに積極的に参加していることは、日本との大きな違いだと感じました。