FACULTY OF COMMERCE
商学部NEWS

【潜道ゼミ】SDGs・ESG講演会を開催しました

2023.05.13(土)
ゼミNEWS  
2023年4月24日、商学部 潜道ゼミナールは、哺乳瓶のトップブランドとして名高いベビー用品メーカーである、ピジョン株式会社の釜萢健児氏による講演会を開催しました。テーマは、「ピジョンの事業内容とESG活動について:パーパス実現に向けて取り組むESG活動や新規事業立案のために」です。
 
講師の釜萢氏は、2008年に本学商学部経営学科をご卒業後、ピジョンに入社されました。海外事業部で6年間仕事をされ、現在は、人材戦略グループで採用や研修等のタレントマネジメント業務に携わっていらっしゃいます。
 
ピジョンは、1957年に「株式会社ピジョン哺乳器本舗」として神奈川県茅ヶ崎市に設立されました。その後、東南アジアの国々はもとより全世界にまで拠点を拡大されています。創業当時から現在まで、同社は経営理念に「愛」を掲げ、赤ちゃんやママ・パパ、子育てに従事する全ての人のお手伝いをすることを目指しています。

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釜萢健児氏の紹介
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ピジョンの活動についてのご講演
今回のご講演では、同社がそのパーパスである「赤ちゃんをいつも真に見つめ続け、この世界をもっと赤ちゃんにやさしい場所にします」の実現に向けて実施されている実際の取り組みについてお話しくださいました。具体的には、低体重で生まれた赤ちゃんに衛生的な母乳を提供するための「母乳バンク」の支援活動や小児専用集中治療室(NICU)などで専門的なケアが必要な赤ちゃんの成長をサポートするための弱吸啜用哺乳器や早期産児用おしゃぶりなどについて紹介をしていただきました。その後、お話を聞いて気付いた事や気になった事を中心に、学生から質問をしたり、意見を述べたりさせていただきました。それに続き、ピジョンに提案したい新規事業案についてグループワークを行い、最後に各チームのアイデアを発表しました。
 
釜萢氏のご講演を通じて、「愛」という経営理念が示すように、ピジョンという会社が、全ての赤ちゃんが健やかに成長できる機会を与えられる製品を顧客目線で考えておられるということが伝わってきました。また、育児の助け合いができるゆるやかなつながりを作るという、親の心に余裕を生むための「第三者の協力」を生むという未来像には共感する学生が多く、その価値観がグループワークの際の新規事業のアイデアに表れたと実感しています。
 
今年度の潜道ゼミは、同社にご協力をいただき、新規事業の提案に向けてプロジェクトを進めていく予定です。また、パーパスがその一部を構成するPigeon Wayに根ざしたご提案ができるよう、ゼミナール活動の中だけでなく多様な場で知識を吸収し、学修に励みます。
 
文責:潜道ゼミナール           
商学部経営学科3年 木村 将大      
 (茨城県立古河第三高等学校出身)   
  政経学部経済学科3年 岡 旭       
(熊本県・熊本市立千原台高等学校出身)