FACULTY OF COMMERCE
商学部NEWS

【潜道ゼミ】株式会社アイリスによるSDGsについての講演会を開催しました

2024.05.23(木)
ゼミNEWS  
2024年5月13日、潜道ゼミナールでは78年というボタン製造で長い歴史を持つ、株式会社アイリスの加藤理沙氏による講演会を開催しました。
 
アイリスは、終戦直後の1946年に、“着物”から“洋服” へと変化する衣服に着目してボタンを含む服飾副資材を製造する会社を創業しました。ボタン業界では日本でトップの企業ですが、キャラクターグッズのOEMでも有名です。私たちにとって身近なUNIQLOやGU、ハイブランドのBURBERRYなど世界30か国以上、2,500社に商品を提供されています。
 
講演会の導入部分では、ボタンの種類が異なる2つの洋服の画像を比較して、ボタンが洋服に与えるイメージについて学びました。
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       左:商品企画部 広報室 加藤理沙氏
       右:商品企画部MD DIV課長 三橋潤氏
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講演会の様子

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(写真左)グループワークの様子
その後、SDGsに関する、アパレル業界が抱える問題についてもお話ししていただきました。服を作るために必要な水の量や二酸化炭素の排出量など、新たに多くの知識を身につけることができました。また、手放す服の68%が可燃ごみや不燃ごみとして廃棄されている現状を知り、生活を見直す必要性を感じました。

同社では、回収されたペットボトルや漁網のリサイクル資源、そしてサトウキビや米ぬかなどの食物由来原料を配合したボタンを製造されています。さらに、製造過程で廃棄されるボタンを研磨剤へ生まれ変わらせたり、製造には廃棄資源や天然資源を活用したりすることで、環境負荷の低減に取り組まれています。

学生からはアイリスの事業やSDGsに関わる活動などに対して、多岐にわたる多くの質問をさせていただきました。また、グループワークでは、洋服以外のボタンの使い道など、ユニークな案が飛び交いました。
これらを踏まえ、今年度の潜道ゼミでは、同社にご協力をいただき、新規事業の提案プロジェクトを進めていく予定です。
 
文責:潜道ゼミナール
   商学部経営学科3年 宮本 彩衣
   (茨城県立竜ヶ崎第一高等学校出身)
   商学部経営学科3年 大谷 優希
   (栃木県立足利女子高等学校出身)