FACULTY OF COMMERCE
商学部NEWS

「レジャー産業の仕組み」において、ゲーム音楽作曲家の佐宗綾子氏が講義を行いました

2024.07.02(火)
NEWS  
商学部において開設されている「国際ビジネス特殊講義(レジャー産業の仕組み)」(住木俊之担当)において、ゲーム音楽作曲家の佐宗綾子氏(株式会社スーパースィープ取締役)が「ゲームにおける音楽ならびに効果音の手法」というテーマにて講義を行いました。佐宗綾子氏は、「リッジレーサー」シリーズの作曲等、これまでに数多くのゲーム制作に携わっています。『レジャー白書』における余暇市場の分類の「娯楽」に関する授業の中で、ゲームにおいて音楽ならびに効果音がどのような役割を果たすのか、そのことについて、どのような手法があるのか等について、実際に、ゲームにおける音楽ならびに効果音を確認しながら授業を進めていただきました。
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佐宗綾子氏より、「ゲームにおける音楽ならびに効果音の作成には、様々な制限がありました。技術が進化した現代においては、以前にあった多くの制限はなくなり、生演奏の録音や歌を入れるということができるようになりました。それに伴い、ゲーム音楽以外で活動しているアーティストが、ゲーム音楽に参画し、多様な音楽のジャンルが取り入れられるようになりました。効果音も単に指定された音を出すだけではなく、音を何層にも重ねて臨場感を出すこと等が行われるようになり、効果音の表現は格段に進化しました。最近では、昔に使用されていた古いゲームの表現を、あえて新しいゲームに取り入れる等、“あの頃遊んだゲームの音”が使用された新しい作品が海外でも多く見られるようになりました。何も音のないゲームという舞台に、足音や環境音が違和感なく聞こえてきた時、無音で動いていたキャラクターが生き生きと動き出した時、その時こそ“絵に命が吹き込まれた瞬間”なのです。」というコメントをいただきました。