FACULTY OF COMMERCE
商学部NEWS

【島内ゼミ】「株式会社マースエンジニアリング」協賛の課題解決プロジェクトに取り組みました

2025.02.18(火)
ゼミNEWS  
島内ゼミ(3年生)では毎年、企業協賛課題解決プロジェクトを実施しています。協賛企業様から「今まさに解決を模索している課題」を与えて頂き、学生がいくつかのチームに分かれて解決策を考案しプレゼンテーションする取り組みです。今回は、2024年12月12日に最終発表会を実施しました。

今年度は、「システムの力で遊びも仕事もスッキリさせる会社」として活動するマースグループ様から、パチンコ店などアミューズメント業界の運営に必要な設備・管理システムを取り扱う株式会社マースエンジニアリング総務部人事グループの皆様(総務部長・田中様、人事グループリーダー・福森様、井上様)、そしてRFIDやバーコードなど自動認識システムを取り扱う株式会社マーストーケンソリューション総務人事課リーダー・羽生様にご協力頂きました。

今回挑戦した課題は「社員が自発的に、継続的に学び続けるようになるための施策提案」というもので、どのような仕組みが学びへの意欲を促すか、魅力的な企業にはどのような学びの場が求められるかなど、議論を重ねて企画を練り上げました。就職活動に取り組み始めた3年生にとっては大変勉強になる内容でした。約2カ月をかけて、企業と学生の両方の目線から、評価基準である「実現可能性」「効果」「面白さ」の3点を意識して提案を準備しました。
マースグループの皆様には、10月のキックオフミーティング、11月の中間コメント、そして12月の最終プレゼンにかけて、丁寧な課題説明や情報提供を頂きました。また、就職活動にも役立つ有意義なアドバイスを頂きました。この場をお借りして改めて御礼申し上げます。

 なお、優秀賞に輝いたチーム(佐々木杏、小玉龍聖、清水結斗、冨田俊也)は、「過去から学ぶ交流会」と題する提案を行いました。業務報告書から過去のトラブル案件等を抽出し、社内に設けた複数のグループでそれぞれ解決案を考え、それを全社的に交流していくという取り組みです。それは、個人の中の形にならない知識を少しずつ形にして結び付け、新たな知識を生み出して、最終的に個人が内面化していくという経営学の組織的知識創造理論(SECIモデル)をベースに考えたものです。この提案は、取り組みの段階と知識創造の段階の対応関係まで考えられていること、企画全体の予算編成も詳細に行われていることなどが評価されました。
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学生の感想
小玉 龍聖(千葉県立幕張総合高等学校出身)
今回は企業の方々に協力していただけたことで、普段の学習とはまた違ったより実践的な学びを得ることができました。特に実際に企業が置かれている状況を考慮してどれだけ説得力を持たせ、実現可能性を高められるかを考えることが難しく、企業の方によるフィードバックから学ぶことが多かったです。今回の経験を普段の学習でも活かしていきたいと思います。
 
佐々木 杏(東京都立本所高等学校出身)
企業施策に対するプレゼンを通じて、実践的な学びを得ることができ、自分の成長を感じることも出来ました。中間発表の際にコメントを貰い、問題点を改善するまでとても大変でしたが、チームメンバーも主体的になって考えてくれたため、今回優秀賞を頂くことが出来ました。今回のプロジェクトではプレゼン力も身につけられたと思います。
  リーダーを任された時は不安でしたが、今では挑戦して良かったと思っています。この経験を就職活動や社会人になっても活かしたいと考えています。