FACULTY OF COMMERCE
商学部NEWS

新任教員の紹介:平崎 真右 助教

2025.06.20(金)
NEWS  
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今年赴任されました先生を紹介します。
平崎 真右 助教/HIRASAKI Sinsuke

担当科目
・文章表現の基礎
・レポートの書き方
・歴史の中の拓殖大学
・スタディスキル
・レポートの書き方
・ビジネス日本語(読解・作文)Ⅰ
・ビジネス日本語(読解・作文)Ⅱ
・3年ゼミナール

自己紹介
平崎真右(ひらさきしんすけ)です。昨年度は本学の国際日本文化研究所の所属でしたが、2025年度より商学部所属となりました。それ以前の2021年10月より、拓殖大学の自校史を調査・研究する拓殖アーカイブズ事業室(当時は創立百年史編纂室)で仕事をしてきました。さらにそれ以前、大学院修了後は一般企業に就職し、その後、大学に戻って研究と教育にたずさわり、今に至ります。学生時代は茶道部で活動していたことから、今でも時々抹茶を点てることがありますが、最近では漢方薬を煎じることが日課になっています。
 
専門分野
広義の専門領域は歴史学(日本近現代史)ですが、最近はとくに拓殖大学の学校史(自校史)を軸としながら、日本近現代史のうちでも東洋学(支那学)や漢方医学といった、自校史研究と深い関わりを持つテーマを扱っています。
拓殖大学は、実は漢方医学と深い関わりを持つ学校としての一面を持っていました。1937(昭和12)年に、「拓殖大学漢方医学講座」という、漢方医学に関する講座を大学が主催したことによります(戦前期は1944=昭和19年まで毎年、戦後は1949=昭和24年のみ)。この時の講師や講座修了生たちには、戦後から現在に至る日本の漢方医学界を築いてきた医師や医療関係者たちが多く見られ、日本の医史学をふり返るうえで欠かすことのできない意味を持っています。このような過去の出来事について、関連する史資料と向き合いながら新しい事実を発見することや、同時代における関係の広がりや意味づけを探っていくことで、歴史事実としての位置づけを再考していくことが近年での課題です。
 
抱負と学生に向けてのメッセージ
学生時代は、国内外を問わずに色々な土地を訪れることや、その時々に出会う人たちに話を聞き、出来事に触れていくことで、価値観や視野を広げやすい時期です。学内での学びも、学外での活動も、ともに自分を育てていくうえで大切な経験となります。専攻によって学ぶ内容や環境も異なってくるかもしれませんが、身体を大事にしながら、一つでも多く自分が惹かれる何かを見つけて欲しく思います。そのお手伝いができれば幸いです。