商学部NEWS
新任教員の紹介:本間 正人 准教授
2025.06.20(金)
NEWS

今年赴任されました先生を紹介します。
本間 正人 准教授/HOMMA Masato
担当科目
・スタディスキル
・会計学入門Ⅰ
・会計学入門Ⅱ
・工業簿記Ⅰ
・会計学総論A
・会計学総論B
・原価管理論
・原価計算論Ⅰ
・原価計算論Ⅱ
・外書講読A
・外書講読B
・3年ゼミナール
本間 正人 准教授/HOMMA Masato
担当科目
・スタディスキル
・会計学入門Ⅰ
・会計学入門Ⅱ
・工業簿記Ⅰ
・会計学総論A
・会計学総論B
・原価管理論
・原価計算論Ⅰ
・原価計算論Ⅱ
・外書講読A
・外書講読B
・3年ゼミナール
中学校卒業後、陸上自衛隊少年工科学校(現:陸上自衛隊高等工科学校)に進み、技術陸曹(技術下士官)としての教育を受けています。その後、地元の大学に進み、民間企業に3年ほど勤務した後、防衛庁(省)に事務官として入庁しています。24年間の在職期間のうち15年間は防衛装備庁で装備品の価格算定業務に従事し、その間に公費派遣で大学院に進学して学位も取得しました。こうした異色の経歴を経て、大学で教鞭を執っています。
専門分野
専門分野は原価計算です。防衛省の装備品価格算定に用いられる予定価格算定基準訓令では、原価計算基準と異なる用語や概念が使用されており、例えば・「販売費及び一般管理費」が「一般管理及び販売費」と呼称・「製造原価」に「一般管理及び販売費」を加算した「総原価」という概念を使用・原価計算基準では非原価である利子を価格に加算etcがあり、これらを疑問に思ったのが研究のきっかけです。このなぜ?から調査を積み重ね、源流が戦時中の軍需品調達であることを突き止めました。かなりマニアックですが、軍需品の調達価格計算に用いられた原価計算史がメインの研究テーマです。
抱負と学生に向けてのメッセージ
経済が発展するたびに会計も進化してきました。イタリア・オランダ・イギリス・アメリカなど、経済的な覇権国のニーズに応じて多様な会計手法や概念が誕生しています。講義では計算技術や考え方だけでなく、それらが生まれた歴史的・経済的背景も併せて伝えていけたらと考えています。これらはすぐに役立つ知識ではありませんが、必ず将来の糧になるはずです。
最後に
学生時代には、さまざまなことにチャレンジし、多くの経験を積み、その中で自分の「強み」を見つけてほしいと思います。自分にとっては当たり前にできることでも、実は誰にでもできることではない場合があります。その当たり前が、社会に出たときにあなたを支える大きな力となります。自分ならではの価値を発見し、それを磨き上げることが、将来の自信と武器になります。