FACULTY OF COMMERCE
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経営学科 IT経営コース

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経営学科経営情報コースは、2020年度入学生から、IT経営コースに変更されました。そのねらいや学びのポイント、授業の特徴等について、コースの先生方に、Q&A形式で聞いてみました。
IT経営コース
1
Question
IT経営コースでは何を学ぶことができますか?学びの特徴があれば教えて下さい。
安積先生:現在のIT環境・デジタル技術環境を踏まえて、企業経営にそれらの技術を積極的に活用して、業務プロセスを改善・変革する、新しいビジネスを創造する、顧客価値を追求する等を実現するための考え方や方法について学修します。

小林先生:具体的には、経営学に基づいたITの活用方法、経営情報システムの活用の仕方、ビッグデータを分析するスキルとビジネスに活用する方法、サーバを構築して自ら購買データを入手しマーケティングデータとして活用する方法等を学ぶことができます。
2
Question
経営情報コースとIT経営コースでは学ぶ内容に違いがありますか?
小林先生:経営情報論、特に経営情報システムの利活用を中心とした学びから、データ、AI、アプリケーションの総合的活用を中心とした学びへと変わります。

安積先生:企業活動における情報や情報処理をまず理解し、それらにITを利用するという捉え方よりも、むしろIT・デジタル技術をより積極的に企業経営に活用して新たな価値創造につなげるという捉え方を重視するために、名称変更しました。
3
Question
最近は他大学ではデータサイエンス学部が新設されています。データサイエンス学部で学ぶ内容と違いはありますか?
金山先生:データサイエンス学部はデータを主にカリキュラム体系ができているのに対して、IT経営コースは商学・経営学の中のコースであることが、大きな違いです。商学・経営学分野を学んで、データ活用に関するプラスαがあります。

北中先生:端的に言って、データサイエンスは、もう少しプログラミング/コンピュータ寄りの学修が多いですね。
4
Question
IT経営コースで3年間学ぶとどのような能力が身に付くのでしょうか?
松岡先生:IT経営コースでは、人材育成の目的を次のように定めています。「経営学に関する基礎知識に加え、ITの進歩に対応した企業経営に貢献し、またIT活用型の事業を行う上でも不可欠な経営情報の分析能力やITスキルを身につけた人材を育成する。」

金山先生:情報やITを企業経営に活用するために必要なスキルが学べます。例えば、業界分析、市場調査(リサーチ)、企画立案のための情報収集ができ、ネットワークの利活用やネットビジネスへの基礎能力が身につきます。
5
Question
数学が苦手な学生でもIT経営コースに所属できますか?数学の授業が多いのでしょうか?受験の際に数学を受けなくてもIT経営コースで学ぶことができますか?
松岡先生:ITが対象とする分野は情報処理であり、さまざまな業務プロセスの中で発生する情報を蓄積、整理、検索という処理を組み合わせ、人間を支援することを実現します。扱う内容は必ずしも数学的な処理ばかりではありません。できれば、統計学やオペレーションズリサーチといった学問分野を習得し、ITの利用方法を身につけられれば、それに越したことはありません。

小林先生:近年はデータ分析に計算力や数学的素養は問いません。情報処理の多くはアプリケーションを利用します。数学的知識としてどのような処理を行うとどのような結果が得られるのかということやデータのばらつきや正しさを検証する手法が理解できればよいのです。IT情報コースでは経営データ解析、経営数学などで経営学に必要な内容について対応しています。
6
Question
コンピュータや通信ネットワークの基本的な仕組みについて学ぶ科目はありますか。なぜそのような内容を経営学科の学生が学ぶ必要があるのでしょうか?
安積先生:基本的なコンピュータや通信ネットワークの仕組みを学ぶ科目はあります。コンピュータは、何ができて何ができないツールなのかを理解すれば、企業経営でそのツールを誤って使用することを防ぐことができますし、もちろん有効活用もできます。

松岡先生:コンピュータにも得意、不得意があります。それらはコンピュータの基本原理に根差した部分も多くあり、それら知識がITの企業経営適用場面で必要となります。また、ITは常に進化しているので、それらの進化をフォローしてゆく必要がります。
7
Question
情報セキュリティや情報倫理について学ぶ科目はありますか。なぜそのような内容を学ぶ必要があるのでしょうか?
松岡先生:情報セキュリティや情報倫理について学ぶ科目も用意されています。昨今の様々な脅威や問題はインターネットを通じてもたらされているため、安全に利用するための情報セキュリティや情報倫理の知識も企業経営には身につけていなくてはならないものです。

安積先生:利用者が諸問題の被害者になるばかりでなく、知らないうちにコンピュータ・ウイルスを発信したり、誹謗中傷のメッセージを送ったりしてしまう等の加害者になる可能性もあります。情報セキュリティや情報倫理については、十分に学修してほしいです。
8
Question
プログラミングを学ぶ科目はありますか?プログラミングって何ですか?なぜそのような内容を学ぶ必要があるのでしょうか?
松岡先生:プログラミングの授業が用意されています。プログラミングはコンピュータによって行わせる、様々な処理を記述するための手法です。最近では目的に応じた(データ処理、画像処理、データベース、ネット対応処理、AI等)様々な処理系のためのプログラミング言語が用意されており、それらを目的に応じて身につける必要があります。

北中先生:もちろんプログラミングも重要ですが、その背景にあるアルゴリズム、つまりどのように処理を行えば求めたい解が得られるのか、その手順を理解することも重要です。
9
Question
最近の新聞やニュースには、人工知能(AI)、IoT、ビッグデータ等、ITに関連する言葉がたくさん出てきます。これらはIT経営に関係しますか?
北中先生:もちろん関連します。インターネットを利用して、自分で調べてみるとよいですよ。

安積先生:これらのキーワードの中には、いわゆる「バズワード」として一時期流行して、すぐに廃れてしまうものもあります。IT経営コースでは、これらのキーワードの本質的な意味合いをきちんと理解するために、いろいろな授業で取り上げます。
10
Question
これまで、経営情報コースに所属している4年生はどのような企業や職種に内定していますか?
小林先生:様々ですが、私のゼミでは、小売業、流通業、ソフトウエア関連(SE、SIer)に内定しました。

金山先生:私のゼミでは、情報処理やソフトウエア開発企業ではなく、不動産、金融、小売業、ホテル等の企業に就職しています。地方公務員になった卒業生もいますよ。

松岡先生:情報処理産業を始めとして、様々な分野の産業に就職しています。高いITスキルを持った学生は様々な産業分野や職種で必要とされています。
11
Question
就職に有利な資格が取れますか?
小林先生:ITパスポート試験や基本情報技術者試験等の国家試験に関連することは、IT経営コースで学修します。
12
Question
安積先生が担当している「経営データ解析論」では何を学ぶのでしょうか?
安積先生:経営データ解析論では、企業経営で利用する各種データを認識し、それらのデータをITのツールを利用して解析し、企業経営に生かすための基礎的な能力を醸成します。
13
Question
金山先生が担当している「ナレッジマネジメント」では何を学ぶのでしょうか?
金山先生:ナレッジマネジメントは、ITを利用し知識の活用と蓄積・保管管理しながらよりよい企業経営に役立てるためのしくみです。さらに、社会の多様化と共に人のもつ「知の力」が社会の中で大いに活かされている事例(製造メーカーの商品開発等)の紹介、そして社会で発生している諸問題と解決方法など、あらゆるところで利活用されていることを学びます。
14
Question
北中先生が担当している「機械学習入門」では何を学ぶのでしょうか?
北中先生:この科目は、Wekaという機械学習ソフトウエアとPython言語を使った実習講義で、機械学習の概要を理解し、機械学習の基礎的スキルを用いたビジネス上の意思決定能力を身につけることを目的としています。

15
Question
小林先生が担当している「データベース論」では何を学ぶのでしょうか?
小林先生:社会インフラを支えるデータベースは企業のシステムの根幹としても大事なものです。本科目ではデータベースと社会のかかわり、データベースの設計、データベースの管理について議論し、SQLでデータベースの設計から管理まで演習を通じてデータベースが利用できるスキルが身につくよう演習、実習を織り交ぜながら学修を進めています。
16
Question
松岡先生が担当している「情報システム設計論」では何を学ぶのでしょうか?
松岡先生: 企業内の各部門では、その部署の業務運営に必要な仕組みを、情報システムとして構築し、利用しています。この科目では、それぞれの業務運営に必要な機能をどのように実現すれば良いか、実現のための課題はどこにあるかを理解した上で、実際の情報システム構築の手順を学ぶことを目的としています。
Q16-01
Q16-02
業務改善のためのシステム構築をチームで検討しています
17
Question
佐野先生が担当している「経営統計論A・B」では何を学ぶのでしょうか?
佐野先生:経営に関する問題を解く上で、データ活用が果たす役割は大きいです。不確実な状況の中から経営に意味のある情報を引き出すためには、統計を理解する必要があります。本科目では、数学的な背景も紹介しながら、意思決定に必要な統計手法を学びます。
18
Question
先生方のゼミナールではどのような学修や活動をしていますか?
安積先生:新しいアイデアを創造する思考方法、企業戦略を分析する手法、業務プロセスを認識し問題点を見つけたり改善策を練り上げたりする手法、その中でITを活用する方法等を実践的に学ぶことで、ITを駆使して業務プロセスを改善したり、新たなビジネスを創造したりする能力を醸成することを目指します。

金山先生:PCを使い(表計算ソフトなど)、大学の各授業で学んだ理論や手法を、業界分析や業界の上位企業の分析をします。またそれらを就職活動に活かす方法も学びます。

北中先生:デジタル・マーケティングについて学ぶことを通じ、最終的には企業経営の本質についての理解を深めます。情報収集・資料作成・発表・ディスカッションといったゼミナール活動の実践によって、就職活動時や社会に出たときに必要とされる、ビジネス・パーソンとしての基礎的スキルを身につけることも目指しています。

小林先生:ゼミ独自にサーバを制作、運用し仮想商業モールを作り、顧客情報を収集し、データを解析することや、電子マネーの分析などを行っています。

松岡先生:インターネットをはじめとするネットワーク環境下の情報システム技術について幅広く学習し、企業や社会における利用実態を調査し、これらの技術進歩が与えるビジネス展開上における効果と有効性を明らかにしています。

佐野先生:顧客価値の創造および科学的問題解決について、フィールドワークを中心に実施します。日本語の作文技術から統計手法まで、必要な能力を身につけることを目指します。


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