FACULTY OF COMMERCE
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教養科目

Teachers
商学部では、1~4年生の4年間に、「教養科目」「語学科目」「初期教育科目」「専門科目」「ゼミナール科目」「自由科目」「教職科目」といった科目群を学びます。
今回は、商学部の教養科目の取りまとめ責任者である服部先生に、教養科目の目的や学びのポイント、授業の特徴等について、Q&A形式で聞いてみました。
教養科目
教養科目とりまとめ責任者の服部准教授です。
1
Question
商学部の教養科目は、合計すると100以上の科目が開講されています(商学部のカリキュラムはこちらをご覧ください)。すべての科目を商学部の先生が担当しているのですか。卒業するためには、合計して何単位の教養科目を取得したらよいのでしょうか。
服部先生:文京キャンパスで開講されている教養科目は商政経学部の両方の先生方で開講されています。卒業までの4年間で22単位履修しなければいけません。具体的には、A系列(人間について考える)4単位、B系列(社会について考える)4単位、C系列(自然と環境について考える)4単位、D系列(コミュニケーション能力を高める)2単位、それに共通までの任意科目を8単位以上履修します。
2
Question
服部先生が担当している科目は何ですか。授業の目的や特徴についても教えてください。
服部先生:私が担当する科目は、教職課程の必須科目でもある体育関連科目(トレーニング基礎演習、生涯スポーツ基礎演習)とすべての世代に必要な健康の維持・増進のためのスポーツ関連科目(生涯スポーツ応用演習A・B)です。多くの授業は実際にからだを動かしながら演習形式で行います。同時にその科学的な知識を身につけるための講義形式の科目(身体のトレーニング理論)もあります。それに3年生と4年生のゼミナールも担当しています。
3
Question
A系列からE系列まであります。系列ごとに必修履修単位数が決められている理由は何でしょうか。
服部先生:教養とは、文系、理系の枠を超えた幅広い知識に裏打ちされた創造的な発想を可能にする教育のことで、「人を自由にする学問」とも言われています。現在社会における地球環境問題などに目を向け、人や社会の在り方、人間と自然の関係の在り方などに関心を持ってもらいたいという思いから、系列ごとに最低限必要な科目数を必修履修単位として配置しました。
4
Question
服部先生のゼミナールでは、どのようなテーマを学修していますか。また、どのような活動をしていますか。
服部先生:スポーツメーカーの商品開発などに長年携わっていた経験から、「ヒントとひらめきを学ぶ」というテーマのゼミナールを開講しています。商品が開発されるとき、アイデアがどのように作られていくのか、専門書で学びながら演習形式で学んでいきます。その学んだ知識を学内外の企画イベントなどに発表しています。
5
Question
他の教養科目を担当している先生方もゼミナールを開講しているのでしょうか。
服部先生:ほとんどの先生方がゼミナールを開講されています。毎年前年の秋にゼミナールの説明会が開催されますので、興味関心のあるゼミの説明会に参加して話を聞き、自分に合ったゼミを探してください。11月にはゼミナール選考会が開催され、ゼミ生が選考されます。
6
Question
なぜ商学部では教養科目を学修する必要があるのでしょうか。
服部先生:現代を生きる私たちの教養とは、物知りや雑学的な知識を増やすことではなく、「正解のない問い」にどれだけ向き合い、柔軟に物事を考えることができるかにあります。こうした力は、ビジネスで新しいアイデアを生み出し、問題を解決する大きな力となります。日頃から積極的に、さまざまな分野に関心を持ち、目の前の課題を解決したり、柔軟な考え方を持つことで異文化とのコミュニケーション力を高めることは、ビジネスシーンで活躍できるビジネスパーソンを育成する上で、教養は商学部にとって必要不可欠であると言えます。
7
Question
拓殖大学のホームページの中に、SDGsのページがあります(詳細はこちらをご覧ください)。商学部のカリキュラムでは、SDGsに関して学修することができますか。
服部先生:「A系列 人間について考える」は、SDGsのPeaple(人間)の貧困、飢餓、保健、教育、シェンダー、水・衛生と関連があります。「B系列 社会について考える」は、Prosperity(豊かさ)のエネルギー、経済成長雇用、インフラ産業化イノベーション、不平等をなくそう、住み続けられる街づくりと関連があります。「C系列 環境について考える」は、Planet(地球)のつくる責任、つかう責任、気象変動対策、海を守る、陸を守るに関連があります。「D系列コミュニケーション能力を高める」はPartnership(連携)と関連があります。「E系列 学際」はPeace(平和と公正)と関連付けられます。世界を変えるための17の目標(SDGs)をこれらの系列と関連付けて学んでみてください。


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